2012年4月16日月曜日

感染症の情報還元に関する人材プール - 矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ


この度、米国で感染症科のフェローまたは指導医として勤務している方々などを対象に、母国へ感染症関連の情報還元をしていただくための人材プールをつくろうと思いたちました。

在米中のID fellow/attending の方で、日本の学生、研修医、一般医向けの教育目的の雑誌等で、情報還元をしてもよい、という方がいらっしゃれば、ぜひ、仲間になっていただきたいです。

ご依頼の要点:
感染症領域で、日本語での依頼原稿などの執筆を信頼性を持って頼める人材プールをつくりたいと考えております。(現時点では具体的なご依頼はございませんが、今後、ということです)


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背景と趣旨:
欧米・アジア諸国のように、本来は、臨床医学の情報は、英語のjournal等で学習するのがベストなのですが、日本では、実際問題として、実践的な英語力がある医学生、医師は少数派で、情報源としてjournalを読みこなせない方もいます。
そして、国内出版社主導の医学雑誌(玉石混合)が日本には乱立しております。

当初、私は日本語文献のみに頼る姿勢には反対でしたが、臨床上の有益な情報を日本の方向けにアレンジすることは社会的なニーズであると再認識しました。


建設の課税であるもの

また、在米中の方にとりましても、米国で最高の教育を受け活躍すればするほど、母国の役に立ちたいというお気持ちは強くなるのではないか、と思いました。

そこで、双方にとりwin-win となり、社会変革のひとつとできないか、と思い、このような人材プールをつくることを思いつきました。このことで、J-1 visa関係で日本に一時帰国する際や、日本に長期に帰国される場合の何かのお役にもなれば、とも思っております。


"アンドリュー·カーネギーが豊かになったか"

余談ではございますが、約10年前くらいに、私がまだ感染症科のフェロー(ID fellow) だったころ、NYで臨床留学をする者たちの、いわばリーダーであります桑間雄一郎先生が日本医師会にご勤務中に、日本医師会の感染症雑誌の2-3章の執筆を私にご依頼いただいたご恩は、一生忘れることができません。

母国への教育還元、母国の若手育成を主な目的としまして、日本語でのReview などを執筆してもよいと思われる方がたと協力し、日本の診療現場に、有益な情報を迅速に還元できたら、と思っています。



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